嗅覚異常


嗅覚と味覚の障害は、生命の危険性がほとんどないために、医学的にあまり注目されていません。しかし、このような障害は食事や飲みもの、香りを楽しむ能力に影響し、フラストレーションがたまることがあります。有害な化学物質やガスのにおいに気づく能力が阻害されて深刻な結果をもたらすおそれもあります。ときには嗅覚や味覚の障害が、腫瘍などの重大な病気によって引き起こされていることもあります。

 嗅覚は、鼻に生じた変化、鼻から脳へ走る神経に生じた変化、脳に生じた変化などの影響を受けます。嗅覚は味覚にも影響を及ぼすため、かぜを引いているときはしばしば食品の味が正しくわからなくなります。インフルエンザウイルス、ポリープや腫瘍、鼻の感染症、季節性のアレルギー(アレルギー性鼻炎)、喫煙などが嗅覚を阻害することがあります。

当帰芍薬散


  • 特徴
    • 女性の不定愁訴によく用いられる漢方薬です。
    • 月経周期の異常と月経痛、疲労感、冷えなどの症状を和らげます。
    • 更年期障害に伴う症状(疲労感、貧血、冷え、頭痛、頭重、めまい、どうきなど)を和らげます。
    • 耳鼻科領域では、においが分かりにくい時に用いられます。その場合は男性でも効果が期待できます。
  • 副作用
    • 主な副作用として、発疹、かゆみ、体がだるい、食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、腹痛、下痢などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    • 胃腸が極端に弱い方は、慎重に服用してください。

副鼻腔炎・蓄膿


副鼻腔炎は、副鼻腔の炎症で、多くはウイルスや細菌の感染またはアレルギーが原因です。最もよくみられる症状は痛み、圧痛、鼻づまり、頭痛です。

副鼻腔炎は、上顎洞(じょうがくどう)、篩骨洞(しこつどう)、前頭洞(ぜんとうどう)、蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)という4組の副鼻腔のどこにでも起こります。必ずといっていいほど鼻腔の炎症(鼻炎)が併発しているため、鼻副鼻腔炎と呼ばれることもあります。短期間に推移する急性副鼻腔炎と、長期にわたる慢性副鼻腔炎があります。

葛根湯加川きゅう辛夷



咽喉頭異常感症


のどに何かにかかっている感じで、神経症の方によく見られます。

検査などでは特に異常がみられない場合もありますが、患者さまにとっては不快な症状です。

半夏厚朴湯


  • 特徴
    • のどの奥に物がつまっているような感じを改善します。
    • 気分がふさぐ、不眠、どうき、めまいなどの症状を和らげます。
    • 呼吸困難、せき、胸痛、しわがれ声などを和らげます。
  • 副作用
    • 主な副作用として、発疹、発赤、かゆみなどが報告されています。何か気になるような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

柴朴湯


  • 特徴
    • 気管支喘息の喘鳴を和らげ、不安感を改善します。
    • 気管支炎のせきを和らげます。
    • 気分がふさぐ、のどの奥に物がつまっているような感じ、どうき、めまい、不安などの症状を和らげます。
    • 風邪の後の長引く咳などにも用いられることがあります。
  • 副作用
    • 主な副作用として、発疹、蕁麻疹、口渇、食欲不振、胃部不快感、腹痛、下痢、便秘、頻尿、排尿痛、血尿、残尿感、膀胱炎などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

声がれ・かすれ(胃食道逆流症による場合)


声帯の異常により、声が出しにくくなったり、声がかすれたりすることがあります。

さまざまな原因が考えられますが、中には胃酸が逆流して声帯を刺激し、炎症・ポリープなどが生じ、声が出づらくなることがあります。

六君子湯


  • 特徴
    • 胃腸の弱い人の食欲不振、消化不良、胃のもたれと痛み、悪心、嘔吐などの症状を和らげ、胃腸機能を改善します。
    • 通常、上部消化管機能低下に伴う諸症状などに用いられます。
    • 声のかすれやのどの炎症の原因が胃食道逆流症の場合に声帯への刺激を抑える目的で使用されます。
  • 副作用
    • 主な副作用として、発疹、蕁麻疹、悪心、腹部膨満感、下痢などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

咳嗽


せきは空気を突然爆発的に吐き出す動作で、気道から異物を除去する働きをします。

せきは日常的に行っている動作ですが、実際には複雑な反射で、肺と気道を保護する方法の1つです。他の防御機構と同様に、せきをすることで、吸いこんだ粒子から肺を守っています。せきをすると、たんがみられることがありますが、これは、粘液、壊死組織片、細胞などの混合物が肺から吐き出されたものです。

気道が刺激されると、せきがでます。細菌やウイルスによる呼吸器感染症は、気道に炎症を起こすため、せきの一般的原因となります。また、アレルギーも気道に炎症を引き起こします。また、鼻汁がのどに流出したり、ときには気管や他の気道に入ってしまう後鼻漏(こうびろう)が原因で、刺激が起こり、せきを引き起こすことがあります。さらに、胃や食道の内容物が食道から逆流する胃食道逆流症でも、内容物が気管や気道に入って炎症を起こし、せきがでることがあります。

麦門冬湯


  • 特徴
    • せきを和らげます。
    • 特に乾燥した空咳によく用いられます。
    • のどの乾燥感や違和感を改善します。
    • せきが長引き、色んな薬を服用しても効果が得られないときによく効く場合があります。
  • 副作用
    • 主な副作用として、発疹、蕁麻疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

柴朴湯



口渇


特定の病気や障害、さらにある種類の薬は、唾液分泌量を減少させ、唾液腺の機能障害による口渇を引き起こすことがあります。

原因となる病気にはパーキンソン病、HIV感染症、シェーグレン症候群、うつ病、慢性の痛みなどがあります。唾液分泌量を減少させる薬は、抗うつ薬、抗ヒスタミン薬、抗精神病薬、鎮静薬、メチルドパ、利尿薬などです。

しかし、実際には原因が特定できないことも多いです。

白虎加人参湯


  • 特徴
    • 体のほてり、口の渇き、皮膚のかゆみなどの症状を和らげます。
    • 通常、発熱や炎症がある人の、のどの渇きやほてりなどに用いられます。
  • 副作用
    • 主な副作用として、発疹、かゆみ、蕁麻疹、体がだるい、食欲不振、胃部不快感、軟便、下痢、口中不快感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

麦門冬湯



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